2004年 07月 25日
昨日の日本対タイのアジアカップサッカーをみた。場内は、日本への大ブーイングの嵐、や ってる選手はかわいそうである。(選手コメントでは、Awayの雰囲気でやってるみたいといい そうだが、その音量たるやAwayという一言では片付けられない) これは、歴史的事実、現在の日中間の懸案が原因なのは明白なのですが、 ・先の戦争で重慶が日本軍から攻撃されていることへの反発(重慶大爆撃で200回以上 無差別に爆撃を行った。) ・尖閣諸島問題 いかにも中国らしい態度ですが、スポーツの競技まで、ましてや中国との直接対決ではなく、 ただ日本の日の丸を背負った選手に対しての大ブーイングに黙ってはおれません。 日本が過去に起した悲劇をチャラにしろとは言わないが、スポーツですよスポーツ。 また、このアジアカップ、日本つぶしがあちこちに ・日本のグループが試合を行う、重慶(中国の3大竈らしい)だけが熱いらしいです。 他に北京25/16 済南32/22 成都30/23 重慶36/25 (26日最高予想/最低予想) ・重慶は他都市に比べ反日が多い。(あえて重慶に日本戦を持ってきた?) 等々細かいところをあげればたくさんある。 まぁ日本は前回優勝国なのでしかたがない面もあるとは思いますが、あのジーコが冗談交じ りに言った言葉が、印象に残る。「ブーイングで4点もとれたから4点取れるならまたブーイン グを受けたい」日本人でない彼がそういう印象を受けたのだから、そのブーイングが現場では どれだけのものだったか容易に想像がつく。 次の日本対イラン戦、チケット馬鹿売れらしいと新聞は書くが、サッカーへの興味ではなく日 本たたきなんでしょう所詮。売れた要因をのべない間抜けなマスコミもおめでたいが、この事 実(重慶にどんな過去があったか等も含め)をスポーツの一コマではなく、社会面で紙面に 書かない新聞はもっとおめでたい。(日本の過去の忌まわしい歴史を再認識するいい機会で あっただろうに。) それにしても、 ・中国全土がまだこういう感情を持っているということ。 ・中国には進出した日系企業がたくさんあるということ。 政治的には、解決した出来事でも人々の心にはキズがあるということ、またその地で働かな ければならない日本人がいるということ、両方に対して気の毒に思う。
by dragon2011
| 2004-07-25 17:00
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